瀬戸内国際芸術祭2022の春・秋会期のみで公開されるアートの島・直島の新しい施設(2022.4.13現在)のパンフレット、コンセプト・説明バナー、エントランスサインをデザインいたしました。
設計されたのは、広島を拠点にされる建築家・三分一 博志氏。代表作は「犬島精錬所美術館」です。
wikipediaより出典
三分一 博志
広島を基点として瀬戸内に根ざし活動を行っている。建築がいかにして地球の一部になりうるかを一環としたテーマとして掲げ、作品を発表し続ける。そのため「地球にも人にも認めてもらえる建築」の創造のため、対象となる土地の自然、風土、歴史、人のみならず「動く素材」である風、水、太陽などまでを念入りに観察・分析することから始め、現地に四季を通して通いつめ写真に記録し、それを元に設計を行う。The Naoshima Plan 「住」(瀬戸内国際芸術祭2022)より出典
伝統工法と現代技術を組み合わせた「工法」による長屋
直島町の地理、風土、暮らしなどのリサーチから導き出されたプランに基づき、地域の自然を最大限に取り入れた長屋を建設する。この計画のために開発された工法による建設現場を展示会場として、春会期は内部構造が見える状態、秋会期には完成状態を公開する。
今回のバナー制作では、建築家・三分一 博志 氏が主となり設計する「直島プラン」の一つ「住(Ju)」の建築工法を説明するものです。「貫・仕口」など、寺社仏閣で利用されていた伝統工法と間伐材を利用した現代のプレカット工法をハイブリッドに取り入れた新しい工法の説明などをバナーでは明記しています。
また、氏がテーマにしている「「動く素材」である風、水、太陽」の風を感じられる様に素材を軽いものになっています。建築物の中を通り過ぎる風を視覚的にも感じられ、デザインの一部となっています。
関連記事|The Naoshima Plan 「住」(瀬戸内国際芸術祭2022)
●パンフレット
●バナーデザイン
●エントランスバナー